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前田公輝|実は子役出身!チャラ男からヒール役まで!カメレオン俳優を語るおすすめドラマ5選!

2023年4月期から3期連続で連ドラ出演中の前田公輝(まえだごうき)さん。シリアスな役からチャラいサラリーマンまで演じる幅は広く、今大注目の俳優さんです。最近、よく見かけるようになった…と思った方も多いかと思いますが、実は子役から活躍していて芸歴はなんと25年以上!そんな前田さんを語る上で外せないおススメドラマ5選を独断と偏見でご紹介します!

 

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<目次>

 

その1:天才テレビくんMAX

あらすじ

NHK教育テレビの「天才てれびくん」は小学生・中学生対象の子ども向け番組。テレビ戦士といわれる子役タレントたちが様々なことにチャレンジします。

見どころ

前田さんは2003年からの3年間、番組のMCとして活躍しました。いやいや、これ、ドラマじゃないし!というツッコミはもちろん承知しております(笑)が、彼を語る上でこれは外せません…。


もともと役者というよりはタレント寄りの仕事に興味を持っていたという前田さん。小6から3年間MCを務めた「天才テレビくんMAX」はそんな彼にピッタリのお仕事だったそうです。ルックスの可愛さもあって一躍アイドル並みの人気者になった彼はこの時の黄色い声援がその後も忘れられなかったのだとか…(笑)

 

2022年、歴代天才テレビくん出演者たちを集めた舞台「天才てれびくん the STAGE~てれび戦士REBORN~』にも出演していますが、その時のインタビューでは、

 

”僕にとって『天才てれびくん』はいちばんの“青春”。今の自分を作ってくれた“僕のすべて”が詰まったものです。”(引用元:「FAST」~Stage of FAST -stage7-~ 2019/12/4)


と語っています。華やかな芸能への興味が一気に花開くきっかけとなった作品なんですね。

 

しかし16歳で主演した映画「ひぐらしのなく頃に」(2008)で俳優業に興味がシフト。その後2009年「ごくせん 第3シリーズ」、2011年「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」など学園ドラマを中心に役者仕事の絶えない10代を過ごします。

 

ところが20代に入り、仕事の数が減ってしまった時期があったそう。プライドは高いのに実力が伴っていないと感じ、精神的に不安定だったそうです。でもそんな不安定さがある意味功を奏して2015年以降、ドラマ「ワイルド・ヒーローズ」などで犯罪者役を演じることが多くなります。もともとはおしゃべりで明るい性格だった前田さん。まさかの悪役続きに戸惑いがあったそうですが、自分なりに役を突き詰めることでヒール役というポジションを確立していきました。

 

そんな時に射止めたのが2016年日テレドラマ「HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜」シリーズの轟洋介役でした。

 

その2:HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜

あらすじ

「HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜」は不良たちの抗争や仲間同士の友情を描いた青春ドラマ。山王連合会(岩田剛典)・White Rascals(黒木啓司)・鬼邪(おや)高校(山田裕貴)・RUDE BOYS(窪田正孝)・達磨一家(林遣都)、5つのチームの頭文字をとって「SWORD地区」と呼ばれている一帯で起こる、不良たちの抗争を描いた作品です。※()内は各チームのリーダーを務めた俳優名。


EXILEのHIROが企画し、町田啓太や鈴木伸之など劇団EXILEのメンバーを中心に、上記主要キャスト以外にも早乙女太一、斎藤工、一ノ瀬ワタル、白洲迅など多くの有名俳優が参加し、若者に絶大な人気を誇りました。

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※本ページの情報は2023年11月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。

見どころ

前田さんはSWORD地区の1チーム・山田裕貴率いる鬼邪高校に、天下をとりに転校してきた「轟洋介(とどろきゆうすけ)」を演じます。轟は元いじめられっ子でしたが、その理不尽さに覚醒し、訓練を積むことで敵なし状態になります。いつしか快感のために喧嘩に挑み続けるややサイコパスな役どころ。色白でメガネをかけるインテリ風貌で、次々に相手を倒していきますが、山田裕貴との戦いでそれだけでは強くなれないことに気づき、シリーズを通して成長していく様が描かれています。

轟は不良とは思えない端正な容姿と強さのギャップで、一躍人気キャラに。前田さん自身にも人気が出だし、彼のキャリア形成上、転換期となる作品でした。

このドラマの魅力は圧巻のアクション。大勢のエキストラも交えた抗争シーンは大河ドラマの合戦場面にも劣らぬ迫力があります。また前田さんと山田裕貴さんとの決闘シーンではそれぞれのバックグラウンドをフラッシュバックさせる演出で、感情的にも揺さぶられます。やっぱり2人とも演技がうまいんですよね~!!前田公輝を語る上で、この作品は外せません!!

 

その後、NHKの『赤ひげ』などの時代ものから、弁護士、ウザ社員など幅広い役をこなしながら、2021年日テレで岡田結実主演の『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』で主役に恋するエリートベンチャー社長・鳥居直樹役を演じます。

 

その3:『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』

あらすじ

漫画原作ドラマですが、登場人物や設定はかなり変更されており、ほぼドラマオリジナルストーリーとなっています。江戸の吉原で人気遊女だった岡田結実演じる「仙歌(せんか)」が、令和にタイムスリップ。ひょんなことから葉山奨之演じる蔵地(くらぢ)俊輔の居候先で共同生活を送ることになるタイムトラベルものです。前田さん演じる鳥居直樹は、蔵地が心を寄せる・春日泉美(演:吉谷彩子)が働く広告代理店の社長。目的の為には手段を選ばないクールな役どころでしたが、仙歌に出会いキャラが徐々に崩壊。仙歌に尽くしまくるコミカルな役が視聴者の人気を得ました。

 

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見どころ

このドラマは本当におススメです!仙歌中心に繰り広げられるへんてこストーリーの中で鳥居社長は冷静なツッコミ役を担っています。カンタンにこなしている様に見えて、間やテンションに絶妙なバランスが必要な役。視聴者の代弁者的役割もあるので、かなりキーマンとなりますが、こういうテクニックってセンスだと思うんですよね。前田さん自身の演技に対する器用さが、とても発揮されている作品なのではないかと思います。

 

鳥居はツッコミだけでなく、どこかズレた一生懸命さで仙歌に猛アタックするシーンもあり、そこもかなり笑えます。「真っ暗な夜で、明かりが家に灯っていると帰る場所はここだと教えてくれているようだ…」と江戸を懐かしむ仙歌に対し、松明(たいまつ)を手に持って「君の帰る場所はここだ」とプロポーズしたり、恋文を弓矢で届けた江戸時代の習わしをマネて弓矢教室で通ったり、大真面目にズレたことをやる姿も見事に演じ切っていて、声を出して笑ってしまいます。


多くの役をこなし、カメレオン俳優ともいわれる前田さんですが、彼本来の性格に近いのかこういうコミカルな役を演じている時が私は一番好きです!仙歌と藏地の恋がメインのストーリーにも関わらず、どうにか鳥居社長に頑張って欲しい、幸せになって欲しい、切ない恋心を歌ったエンディング曲を鳥居社長の心情に合わせて聞いてしまうほど、魅力的な演技をされています!

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その後、2022年4月にはNHK朝ドラ『ちむどんどん』で主要キャスト入りを果たします。役者たるもの一度は目指すNHKの朝ドラ。前田さん自身も10代から幾度とオーディションを受けたようです。ヒール役を主としてこなした20代は「こんな役ばかりしていたらさすがに無理かも…」と思ったこともあったようですが、30代に入り念願の出演を果たします。

『ちむどんどん』自体は朝ドラとしては視聴率が振るいませんでしたが、とはいえ15%台かつ全国放送。「あの美少年は誰?!」などと話題になり、一気に全国的に名前が知れるきっかけとなりました。

その4:『転職の魔王様』

2023年7月に成田凌主演『転職の魔王様』で演じた横山潤也は、鳥居社長の面影を残すこれまたコミカルな役どころ!おススメです!

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あらすじ

成田凌演じる来栖嵐は、転職エージェント会社で働く凄腕キャリアアドバイザー。パワハラで広告会社を退職し、見習いとして入社した小芝風花演じる千晴とバディーを組み、様々な転職者の悩みに寄り添う物語です。前田さんはここで来栖を一方的にライバル視する自信家の営業マン・横山潤也を演じます。

見どころ

来栖に燃やすライバル視がいつも空回りし、逆に良いように使われてしまうスベリっぷりがたまりません。でも会社のインスタ制作に協力する人の好さや、ふとした言動が新人アドバイザーである千晴に気付きを与えたりと、コミカル一辺倒の役ではないんですよね。

 

正義感丸出しの突っ走り系主人公やクールで愛想がないけど仕事ができる……などある意味わかりやすいキャラって演じやすい部分もありますが、こういうった脇役で出過ぎず、でもストーリーの中でアクセントになったり、休止符的な役割を担う役は、主役以上に物語の雰囲気を決定つける役割を担っていることが多いです。前田さんの天性のセンスってこういう役割をいつもしっかり全うするな~って思います。


ドラマ自体も毎回様々な転職者が登場し、社会人であればなにかしら同じ経験をしたことがあるのではないか…と共感を呼びます。迷える転職者たちに来栖が発する核心めいたアドバイスは心にグサッとささりながらも、気づきを与えてくれる内容でとても面白い♪
前田さんの出番は『江戸モアゼル』ほどに多くはないですが、是非おススメのドラマですよ♪

 

その5:『セクシー田中さん』

2023年10月に木南晴夏主演『セクシー田中さん』で演じた小西一紀はtheチャラリーマン。『転職の魔王様』の横山のプライベート編って感じで、言わずもがな超超おススメです!

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あらすじ

木南晴夏演じる40歳の独身OL田中さんは経理部のAIと称されるほど超優秀。でも友達も彼氏もできたことがありません。そんな自分を変えて背筋を伸ばして生きたいという思いからベリーダンスを始めます。ある日ベリーダンサーとして踊る姿を同じ会社で働く愛され系今時派遣社員・朱里(演:生見愛瑠)に目撃されて以来、彼女は田中さんの推しに。そんな二人の笑って泣けるラブコメディードラマです。

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※本ページの情報は2023年11月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。

見どころ

前田さん演じる小西は、合コンで知り合った朱里にゾッコンの商社系チャラリーマン。女の子にはいつも調子の良いことをいいつつ、根はそんなに軽くもなさそうなイマイチ本心が見えない役どころです。いや、もう絶対得意ですよね、前田さん。私は『江戸モアゼル』鳥居社長、『転職の魔王様』横山、『セクシー田中さん』小西を前田コミカル3部作と言わせていただきたい。


小西には毎熊克哉演じる笙野というthe昭和的価値観で何かと女を敵に回す同僚がいて、田中さんとのラブを予感させる役として登場するのですが、このカタブツ笙野にフラットで良いジャブを打ってくるんです。この間がね、前田さんのセンスが光るわけですよ~。若くてカワイイ朱里にゾッコンで調子の良いことを言ってきますが、根っからの尻軽男でもなさそうな絶妙なバランスがうまく出せているので是非ぜひおススメです!!

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※本ページの情報は2023年11月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。

 

また2023年秋ドラマではNHKで『大奥 ~Season2~』にも同時出演していました。こちらはコミカルな一面を全く見せず、シリアス一本で勝負されていますがとてもハマっていました。本当に器用な俳優さんだなーと思います。

 

まとめ

さてさて、本日は俳優の前田公輝さんのおススメドラマをご紹介しました!
一時はヒール役に徹した時期もあった様ですが、私は現在のコミカライズな役をされている前田さんが一番好きです。何度も言ってしつこいのですが、こういう役は全員ができるわけではないし、経験を積めばできるというものでもないからです。一歩間違えれば、ただのうるさい雑音になってしまうところをギリギリまで攻める演技力が求められます。そしてその味付けが物語全体を支配するほどの影響力がある、これを見事に演じる前田さんにこれからも超期待しています。
もちろん、主演も観てみたい!今後も目が離せない役者さんです!!